X線診療室からの放射線の漏えいは医療従事者や一般公衆への被ばくに直結しており,X線診療室外側における放射線量の限度値が医療法施行規則や電離放射線障害防止規則等の法令により定められています.X線診療を開始する前に1回,及び,6か月を超えない期間ごとにX線診療室の漏えい放射線量測定を行わなければならないと義務付けられており,X線診療室の漏えい放射線量の測定方法について,2018年3月20日に「JIS Z 4716 X線診療室の漏えいX線量の測定方法」が制定・公示されました.
東北支部では,計測部会の協力を得てサーベイメータ活用セミナーを企画しました.放射線測定器のサーベイメータを用いた漏えいX線量測定法についての講義と,実際の漏えいX線量の測定の実習,さらには参加者がお持ちいただいた電離箱式サーベイメータの校正を行います.セミナー後には各施設での漏えいX線量測定にお役に立てばと思います.ぜひこの機会にセミナーへの参加をご検討いただければ幸いです.下記の要項にて募集しますので,多数のご参加をお待ちしています.
日時 : 2019年9月7日(土)10:00~16:00 (受付9:30~)
会場 : 新潟医療福祉大学 第10研究・実習棟
〒950-3198 新潟県新潟市北区島見町1398番地(駐車場使用可)
※会場担当: 関本道治 E-mail sekimoto<a>nuhw.ac.jp
募集人数 : 20名
参加費 : 会員 3,000円 非会員 6,000円
申込方法 : 東北支部ホームページの申込フォームから申し込み下さい.
募集期間 : 2019年6月24日(月)~ 8月26日(月)
参加特典 : 電離箱式サーベイメータの校正(診断領域X線)を行います.
希望される方は,電離箱式サーベイメータを当日お持ちください.
(参加者1名につき1台校正)
※電離箱式サーベイメータの郵送等は受け付けませんので,ご持参ください.
プログラム :
10:00 ~12:00(講義)
1. 診断領域X線場で用いるサーベイメータの特性
佐藤 斉(茨城県立医療大学)
2. 「サーベイメータ校正の確立 JSRT学術研究班」
小山 修司(名古屋大学)
3. 「漏えい線量測定について」
細沼 宏安(医建エンジニアリング(株))
4. 「臨床施設での漏えい線量測定」
能登 公也(金沢大学附属病院)
13:00 ~15:00(実習)
5. 「漏えい線量測定について」
細沼 宏安
6. 「サーベイメータ校正」
関本 道治(新潟医療福祉大学)
15:10 ~15:30 質疑応答
※プログラムの詳細は,計測部会ホームページをご覧ください。
※会場アクセスはこちら。
共催 : 計測部会
問合先 : 東北支部 m1manager<a>jsrt-tohoku.jp
コメント
コメントは停止中です。