支部長 金沢 勉
(新潟大学医歯学総合病院 医療技術部放射線部門)
2023年度より日本放射線技術学会東北支部の支部長を担当することになった,新潟大学病院の金沢勉です.前坂本支部長の後を引き継ぎ,会員の皆様のご協力を頂きながら事業を滞りなく継続していけるように尽力をして参りますので,どうぞよろしくお願いします.
2020年からの新型コロナウイルス感染症により,この3年間多くの支部事業が延期や中止に追い込まれ大きな影響を受けてきましたが,今年度ようやく出口が見えてきました.私達はこのコロナ禍では,失ったものばかりではなくWebツールを使った学会や講習会参加といった新しいツールを得ることができました.今では,会場参加型とWeb参加型を組み合わせたハイブリッド形式という新たな参加形態が当たり前のように行われています.この武器を用いて,コロナ禍以前よりも学会や講習会参加に多様に対応できるようになって参りました.東北支部は,広域でありどこで参加をするにも移動が大変ですので,とてもありがたいと考えています.是非,東北支部が主催,共催する学会,講習会,研究会等に積極的に参加いただければと思います.
さて,東北支部は,9領域の主にモダリティ毎の学術企画研究班とWilhelm Campという論文塾を有しております.これらを有効に活用し多彩な企画を用意することで,会員の研鑽や会員同士の情報交換を行うことで,学術の進歩に寄与するという日本放射線技術学会の目的の本道を担っていきたいと思います.また,これらの研究班は東北支部の根幹を形成し,更には次世代のリーダーとしての役割を期待しております.また東北支部の最も大きな事業の一つに,東北放射線医療技術学術大会(TCRT)があります.各県を持ち回り,毎年開催されていますが,これがスムーズに開催ができるように大会開催委員会という新たな枠組みを設置しました.これにより,TCRTでの研究発表や大会参加の情報がスピード感を持って会員に伝わることを期待したいと思います.
今後,東北支部では,コロナ禍で一層拍車のかかった多様性を重視し,時代に合わせた変化をすることで,会員の皆様により有益な情報を発信できるように努めて参りたいと思います.是非一緒に時代の変革に向かって進んでいきましょう.
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