支部長あいさつ

 支部長 坂本 博

(東北大学病院 診療技術部放射線部門)

 

 

 

  2021年度も残念ながら昨年度からに引き続き新型コロナウィルス(COVID-19)感染症の猛威は衰えておりません. 2020年度の東北支部事業は,TCRT(Tohoku Congress for Radiological Technology)2020(第9回東北放射線医療技術学術大会)をはじめ多くの事業を開催することができず中止となりました.本部の専門部会セミナーは試行錯誤の末,Webinar事業に踏み出しました.東北支部は,学術研究班(乳房班,CT班,Wilhelm camp班,MRI班)の各班長および班員の尽力で事業計画を柔軟に変更して年度後半の12月から2月までの僅か3か月間で4回のオンラインセミナー(Webinar)を開催することができました.その熱意と行動力に心から感謝を申し上げます.昨年に引き続き,今年度も対面型の事業実装の可能性が低いことが予想されます.昨年度の経験を活かし,役員全員で適宜最適な開催方法を模索したいと考えております.TCRT2021は昨年度の中止を受け,再度新たなテーマを設定し,福島市で記載いたします.事業計画の段階から「ハイブリット開催」を念頭に新里大会長,村上実行委員長はじめ実行委員の皆様が準備を進めていただいています.また,4月に開催されたJRC2021の開催方法は新たな学術大会の開催方法に一石を投じました.加えて東京オリンピック開催結果が今後の事業形態の目安になると考えています.その動向を注力し会員の研究支援を考えていきます.会員の皆様には昨年度お願いしたように地方支部のICT(Information and Communication Technology)を利用した事業の可能性に良いアイディアがあれば、ホームページの問い合わせからいつでもお知らせ下さい.地方支部の事業に欠かせないのは,会員間の協力体制です.支部会員の皆さんのご意見に対して積極的に耳を傾け,日本の放射線技術を牽引し共に前進しましょう.