大会長挨拶
第16回東北放射線医療技術学術大会
大会長 目時 毅
(岩手医科大学附属病院 中央放射線部)
謹啓
早春の候、会員の皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素より本会の運営ならびに放射線医療技術の発展に多大なるご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、第16回東北放射線医療技術学術大会を、令和8年10月3日(土)・4日(日)の2日間にわたり、盛岡市の「キオクシア アイーナ(いわて県民情報交流センター)」において開催する運びとなりました。本大会は、公益社団法人日本放射線技術学会東北支部と、公益社団法人日本診療放射線技師会東北地域放射線技師会との合同学術大会として開催され、記念すべき第1回を2011年10月15日・16日に、本大会と同じアイーナで行われました。その年は3.11東日本大震災が発生した事でも記憶に残っております。その後、新型コロナウイルス感染症の影響で2度の福島県開催、Webを利用したハイブリッド開催に移行しながら、今回で16回を数え3巡目を迎えていく事にもなります。
私たちが直面している今日の医療環境は、少子高齢化の加速や医師の働き方改革、さらには高度化する情報技術への対応など、かつてないスピードで劇的な変化を遂げています。このような変革の時代において、放射線診療の現場に求められるのは、単なる技術の習得だけでは無く、いかなる環境変化や困難な状況下においても、柔軟に適応し、質の高い医療を継続的に提供し続ける力、すなわち「レジリエンス(回復力・適応力)」が問われていると状況であると思われます。
こうした背景を踏まえ、本大会のテーマを「~持続可能な医療の未来へ~ Resilience in Radiological Technology」といたしました。
放射線技術の持続可能性(Sustainability)を追求するためには、最新のAI技術やDXの活用といった「技術革新」はもちろんのこと、それらを自在に使いこなし次代を担う「人材育成」、そして職種の垣根を越えて最善の医療を実践する「チーム医療の発展」が不可欠でもあります。
本大会では、これら多角的な視点から放射線医療の本質的な在り方を探求し、強靭で持続可能な医療体制をどのように構築していくべきか、皆様とともに真摯に考えていければと考えております。
会場となる盛岡市は雄大な岩手山を望み、豊かな自然と歴史が息づく街です。実りある秋の開催に向け、実行委員会一同、皆様を万全の態勢でお迎えできるよう準備を進めております。学術交流を通じて知識を深めるだけでなく、昨今の問題を取り入れた企画も準備し岩手色のあるプログラム構成として、参加者の対面開催ならではの活発な議論や再会を楽しみ、明日からの臨床・研究への活力を養っていただければ幸いです。
結びに、本大会の開催にあたり、ご協力を賜ります関係各位の皆様方に心より厚く感謝申し上げますとともに、東北ブロック(東北7県)、さらには全国から多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
謹白
令和8年3月吉日 第16回東北放射線医療技術学術大会 大会長 目時 毅