● 東北地域業務改善推進委員会 みちのくこまち

10月30日(土)17:30~18:30(第二会場 3F講義室1)

   「放射線技師のワークライフバランスについて本気で考える part2 ~コロナ禍における育児と自己研鑽~」

                         コーディネーター: 脳神経疾患研究所附属総合南東北病院     國分 美加

                                   太田綜合病院附属太田西ノ内病院               関根 理沙

                               演者: 社会保険労務士                                  佐藤 富蔵

                                   脳神経疾患研究所附属総合南東北病院     國分 美加

                                   平心会須賀川病院                              安藤 貴正

                                   公立相馬総合病院                              髙橋 麻子

 2019年4月に働き方改革関連法案が施行され2年が経過しました。労働時間の適切な管理や、時間外労働の制限に伴う業務の整理など、少しずつ変化してきている状況にあります。

 それに加え、医師の働き方改革に向けて各医療関係職種の専門性を活かした業務範囲の見直しがなされ、私たち診療放射線技師も業務範囲の拡大に向けて告示研修を受けることとなりました。業務範囲は拡大する一方で、スタッフの負担を軽減させることも併せて目標としている働き方改革に少し難しさを感じますが、この働き方改革によって医療業界が動き始めていることは事実だと思います。

 2019年に宮城で開催された第9回東北放射線医療技術学術大会では「働き方改革で医療現場はこう変わる!?~診療放射線技師のワークライフバランスについて本気で考える~」と題し、医療現場で問題になりがちな宿当直やオンコール待機について考えてきました。

 今回はそれに引き続き、私たち診療放射線技師のワークライフバランスについて仕事と育児の両立、自己研鑽の面から考えていきます。

 福島県内の施設にアンケートを実施しました。この2年の間に新型コロナウイルス感染症の蔓延が加わったこともあり、内容にはコロナ禍での育児、自己研鑽の項目も設けました。アンケートの結果から問題点を探り、社会保険労務士の佐藤富蔵先生にご意見をいただきます。

 また、規模の異なる施設の3名の技師に現状をお話しいただきます。1名は座長を務める國分美加がお話をします。もう1名は平心会須賀川病院 放射線科技師長の安藤貴正さんです。安藤さんは管理職の立場からお話しいただきます。あと1名が公立相馬総合病院 放射線科の髙橋麻子さんです。髙橋さんは子育て世代の立場からお話しいただきます。

規模の異なる3名の施設でそれぞれ抱えている問題点が、皆さんの施設の問題点と一致するかもしれません。解決の糸口が見つかれば幸いです。

 私たち診療放射線技師のワークライフバランス(仕事と生活の調和)を整え、コロナ禍や災害時にも実現できることが、安心で質の高い医療を提供することに繋がると考えます。  この企画を通して、私たち診療放射線技師の働き方の可能性を考えていければと思います。

佐藤富蔵先生のQ&A事前配布資料のダウンロードはこちらから